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北海道地震で原発待望論が過熱!?災害の政治利用で原発再稼働か?

こちらのWebサイトは移転しました。

北海道地震で、一部有識者が原子力発電の重要性を訴えたことが話題となっています。原発再稼働に対する私見を交えてご紹介します。
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きっかけはホリエモンのつぶやき

北海道地震による大停電により、ホリエモンこと堀江隆文氏のツイートが話題になりました。

今回の大停電の原因は?

今回の大停電の原因は、北海道電力の1か所の火力発電に依存した電源構成です。北海道電力の発電方式別の割合を以下に示しますが、石炭と石油による火力発電の合計は75%となり、火力発電所に偏っています。

http://www.hepco.co.jp/corporate/company/img/ratio_powergeneration.gif


特に今回被害が大きかった苫東厚真発電所は総出力165万kWと、他の火力発電所の5倍以上の出力があります。報道によれば、苫東厚真発電所の再稼働には1週間以上かかるため、一部地域の停電または節電は続きそうです。

www3.nhk.or.jp

原発は本当に必要?

今回の議論に挙がっている泊原発に話を戻します。


泊原発は総出力207万KWと。北海道の約40%の電力を担う発電容量があります。今回の震災でもし泊原発が稼働していれば、電力の供給不足による大停電は確かになかったでしょう。


しかし、東日本大震災で原発安全神話が崩壊した以上、泊原発が稼働していた場合に被害がなかったかはわかりません。こちらの記事には、泊原発の下には活断層があり、再稼働のリスクが高いことを挙げています。

lite-ra.com



堀江氏の発言の真意は不明ですが、Twitterでは原発賛成論者と否定論者が対立しています。また、現政権の与党は原発推進派のため、今後の選挙戦などを見据えた情報戦というとらえ方もあるかもしれません。

個人的な意見として・・・

個人の意見としては、電力不足が発生していない現状を考えると、原発不要論に傾いています。


そもそも、今回の北海道地震での大停電は北海道電力の苫東厚真発電所1か所頼みが主な原因であり、電源分散化の重要性を改めて認識しました。特に北海道では土地も豊富なので、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーをもっと取り入れたエネルギーミックスを進めるべきでしたね。


もちろん再生可能エネルギーは不安定という課題や、それこそメーカの利権が絡んでいるというご意見もありますが、欧米のエネルギー構成や国のグリーンエネルギー大綱を見れば、再生可能エネルギーを増やしていくのが自然の流れだと思います。


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まとめ

北海道地震での大停電を契機に、原発再稼働論が過熱するかもしれません。この議論は選挙戦などを踏まえて長く続くかもしれませんが、災害に強いエネルギー構成を実現してほしいです。


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